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売春婦が好きだ、と友人に話すとよく腐ってしまった保存食をみるようなひどい目を向けられることがあるが、たぶんそこまでずれた感性はしていないと思う。男友達は意外、と言うか何と言うか、こういうとき僕の告白をネタにして笑い飛ばして次の話題に移るだけだけど、女の友人に話すとこれが存外に食いついて来る。たぶん、距離感が違うのではないだろうか。たぶん。僕たちは男だから、あまりに「操を売る」という生活の仕組みから離れすぎているのだろう。現実には男だって体を売って暮らしている人間はたくさんいるのだろうけれど、僕らの視点から見るとはるかかなたにぽつんとあるだけの概念だ。それは核戦争とも小学校のころ好きだったあの子の隣の席とも通ずるほどに距離があり、現実感はまったくない。小さいころの望みはすべて今にしてみるとはるか彼岸に霞んでいる―――と〆ればいっぱしにかっこよくなるのだろうが、今思うと高望みが過ぎたのでもともと手の届かないところにあったなんてことを自分で指摘してまたひとつ大人になる。
きっと大人になったらちゃんとオトナに成れるし大人に慣れると思っていた。川原でエロ雑誌ひろってきたりゴキブリに情けないくらいの悲鳴で歓待したり市内と思っていた。
思っていただけだが。
きっと大人になったらちゃんとオトナに成れるし大人に慣れると思っていた。川原でエロ雑誌ひろってきたりゴキブリに情けないくらいの悲鳴で歓待したり市内と思っていた。
思っていただけだが。
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