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観てまいったでゴンス。
とりあえず続編があるということで、まあそれも観に行くしかないよね……うん……
面白かったです。面白かったんですけど、それは「続編がある映画としての面白さ」なんですよねえ……こういうマーケティングにつられちゃう感じの面白さは、このまえの『アベンジャーズ』もそうなんですけど、ちょっとためらいを感じてしまうところがあります。
たぶんアニメ版を短くまとめるのには無理があっての連作なんでしょうけど、僕も二時間とそれなりの金を投資している身としては結果的に無理に金を切り取られている気分がしてなりません。(言い方悪いな)映画の中身もそういうマーケティングとかを少なくとも主人公のおじさんはビンビンdisしているので、よもやおじさんの言葉は製作者側からしても薄っぺらいんでしょうか、とふと疑問に思ってしまいました。あるいはそれすらメタ的ななにかを見落としているだけなのか。こういうどーでもよろしいこと考えているからまっすぐに映画が観れない体質に成り果ててしまったのでしょうかね。なるべく製作者の真摯な意向による結果であると信じたいものです。(まあそもそも続編ってそこからの客の間口が狭くなるのでマーケティングでたたき出す答えか、といわれると違う気がしないでもないですし)
というか、どうしてアニメはこうも続編を作りたがるんですかね。ベルセルクしかり東のエデンしかり空の境界しかり。空の境界なんて七部作ですよ。ロード・オブ・ザ・リングだってあれだけ詰め込んでおいて三部作だってのに。どうも僕としてはその辺が疑問です。うーん、『映画』をつくろうとしていく(これは押井守アニメ映画作品群が特にこれに当てはまると思う)というスタンスが僕にとっての「真摯な映画」をウェルメイドな作品目指して撮っていく人のスタンスなんですけれども、たぶんこの映画を作った人は「劇場版」のアニメを作る感覚でつくったんであろうな、とおもうと納得できました。そういえば「けいおん!」の劇場版もそんな感じだったしさあ。(うろ覚え)
あ、あとマーケティングつながりで行くと、普段放映されているTVアニメでは有効に働くであろうヒーローのスポンサー広告が映画版では割と面白く感じられなかったのですが、これは簡単な話で、私(たち、かどうかまではしらんが)は金を払っているのですよ。ただで観れるテレビとは違うわけです。映画空間、という時間に投資しているわけで、本来テレビでのフリーの代償の擬制として私たちに働く広告の錯覚、あるいはギミックが映画版では通用しにくいというだけのはなし――――あるいは、タイバニをずっと観ていたので慣れてしまった、目新しさがなくなった、ということかもしれません。もし慣れたのだとしたら、タイバニ、というアニメはとてもすごい地点に到達していたりすると思うのですが。なんにせよとても面白かったので、観てみていいんじゃないでしょうか。

……それにしても俺、なんでこんなにいちいち観た映画に対してケチをつけるような性根になっちゃったんだろうか……最近割とマジでなやんでます。
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